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【吹奏楽】『題名のない音楽会』上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット特集観ました!「再放送とかで視聴できるならブラスバンドの人たちは絶対に観たほうが良いよ!」と思った件について。

ちょっと前になるけど、

題名のない音楽会上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット特集 (2021.10/30放送)

を観た感想です。それに絡めて吹奏楽でポップスの曲を叩いていて感じることを書きます。うまくまとめられる自信ないけど(汗)。

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さて、日頃ドラムの入っていないコンサートとかライブって余程のことがないと観たりしないんだけど、珍しく土曜の朝にまったりしてたせいもあってか食い入るように最後まで観てしまったのよ。ちなみにピアノクインテットの編成だけども、

 

ピアノ:上原ひろみ
1stヴァイオリン:西江辰郎
2ndヴァイオリン:ビルマン聡平
ヴィオラ:中恵菜
チェロ:向井航

 

上記のようなメンバーで構成されていて、「上原ひろみさんは好きだけど、正直これ字面だけみたら絶対に観らんわな。」って感じ。ジャズはまあ聴くけど、そもそもがオケに興味がないし、自分がやってる楽器入ってないので。

でも実際に番組で彼らの演奏を観てみるとこれがすごいのなんのって、なんかすごく新鮮だったわけです。さすが上原ひろみさん、目の付け所が違うなあと、、、。

 

今までよく知らなかったけど、ジャズではチェロがウッドベースの替わりにベースラインを担当することがあるという説明があって、実際に彼女が作曲したそういう曲を演奏したり、何より一番印象に残ったのが「グルーヴ」について語っていたこと!

 

「なるほど!それでかぁあああ!!!」

 

ワシがドナドナのように某楽団に売られてきてからずっと感じ続けていたこと(笑)!このグルーヴに関するやりとりで何となく分かった気がした。そしてこのやり取りで素晴らしいと思ったのは、クインテットの練習中に、ヴァイオリンの西江辰郎さんが正直に「グルーヴって何ですか、、?」と上原さんに疑問を呈し、そして彼女が嫌な素振りも見せずにちゃんと受け答えをしたという下りだ。

西江辰郎さんという方は番組内でもご紹介があったが、新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターを務められており、つまり日本の音楽界でもトップクラスにいらっしゃる方だ。(いや、そもそもトップクラスじゃねえと上原ひろみさんとクインテットなんか出来んだろうというツッコミありがとうございます!)でも、そんな方でも畑が違えば、バンドマンでは必ず耳にする「グルーヴ」という概念すら知らなかった。そこがすごく面白いと思ったし、正直に自分が知らないことは知らないと言え、教えを請う事が出来るのが素晴らしい。西尾さんの存在は番組を見るまで存じ上げなかったが、だからこそ第一線で活躍されている方なんだなと認識した。

 

ちょっと話逸れてしまったけど、本題に戻ろう。。。オケだとポップスや歌謡曲を演奏会でやる機会はほぼないだろう。でも吹奏楽って、、、どうです、、、?意外に多いじゃん?だからこそワシにも声がかかった訳だから、、、。

編成や楽譜、楽器の特性上しょうがない部分があるのは重々承知だけど、吹奏楽で聴くポップスの曲がどれも重たくて全然ノレない、、、。多分ほとんどの吹奏楽演奏者が「グルーヴ」なんて意識したことがないんだろう。クラシックっぽい曲やジャズっぽい曲、ラテン、無理やり吹奏楽用に書き下ろされたロックチューンの曲を演奏したり、、、忙しいし大変なのよ。演奏しなくてはいけないジャンルが多岐に渡りすぎている。

正直ワシもちゃんと説明できるか分からんので、ここでは「グルーヴ」についての説明はあえて省くけど、これが意識出来る人が楽団内で増えたらポップスの演奏に関しては質が上がるんじゃないかと感じたわけです。

う〜ん、結局上手くまとめられなかったけど、ポップスやるときは「とにかくノリノリで行こうぜ!」って感じかな?

 

最後にこんなん貼っておきます。ソリッド・ブラス。昔好きでよく聴いてたわ〜。

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